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2023(令和5)年、京都市立芸術大学はキャンパスを京都駅東部へ全面移転しました。京都市立芸術大学は、1880(明治13)年に京都府画学校として開校して以来、何度も校地を移転しながら歴史を重ねており、今回もまた新たな歴史の1ページとなります。
近代京都の画家たちが、日本画の将来を見据えながら、紡いできた学校の歴史。竹内栖鳳、山元春挙などが教壇に立ち、土田麦僊、村上華岳、小野竹喬ら数多くの画家が学びました。本展では、のちに巨匠となり、画壇に燦然と輝いた日本画家たちの若き日の挑戦作や、教員となった画家たちが矜持をもって制作した名作を、学校の歴史とともに回顧します。
大学の前身である京都府画学校や美術工芸学校、絵画専門学校で研鑽を積んだ47人の画家を一堂に紹介。学校時代に、悩みながら制作した卒業制作や画壇デビュー時の作品など、画家の初期作と、評価を高めた充実期の代表作が並びます。京都の近代美術を育んだ場所「学び舎」について、知るための機会になれば幸いです。
【主な出展作家】
竹内栖鳳、菊池契月、木島櫻谷、都路華香、村上華岳、土田麦僊、小野竹喬、堂本印象、徳岡神泉、山口華楊基本情報
- 会期
- 2024年10月11日(金)~12月22日(日)
前期|10月11日(金)~11月17日(日)
後期|11月19日(火)~12月22日(日)
※会期中、一部展示替えあり。 - 時間
- 10:00~18:00(最終入場は17:30まで)
- 会場
- 本館 南回廊1階
- 休館日
- 月曜日(祝・休日の場合は開館)
- 観覧料
- 一般 1,800円(1,600円)
大学・高校生 1,300円(1,100円)
中学生以下:無料
*価格は税込
*( )内は前売、20名以上の団体料金
*京都市内に在住・通学の高校生は無料
*障害者手帳等をご提示の方は本人及び介護者1名無料(障害者手帳等確認できるものをご持参ください)
*学生料金でご入場の方は学生証をご提示ください
●京都市立芸術大学 学生の無料招待について
対象期間:2024年11月19日(火)〜12月22日(日)
対象:京都市立芸術大学
美術学部、音楽学部、大学院美術研究科、大学院音楽研究科の正規学生*
※以下の方は対象外となりますのであらかじめご了承ください。
科目等履修生、聴講生、研究留学生、交換留学生など
教員、事務局員
*対象者は、必ず自身の学生証をご持参ください(コピー不可)
学生証をお持ちでない場合は、無料ではご入場いただけません。(成績証明書などは不可)
*対象期間中は何度でも入場が可能です。
*来館時は、正面入口のチケットカウンターにて学生証をご提示ください。
- 主催:京都市、毎日新聞社、京都新聞
- 特別協力:京都市立芸術大学 協力:サンエムカラー、α-STATION FM KYOTO
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本展のみどころ
1. 竹内栖鳳、土田麦僊、福田平八郎…名だたる日本画の巨匠47名の優品が集結!
京都市立芸術大学の前身となる京都府画学校、京都市立美術工芸学校、京都市立絵画専門学校ゆかりの日本画家から、47名もの巨匠が集結するかつてない展覧会です。
2. 初期作と、評価を高くした充実期の代表作が並ぶ!
本展では、47名の日本画家それぞれの初期作と、充実期の名作を展示します。変わったところと、変わらないところ。画家たちの個性をお楽しみください。
3. 明治から昭和まで、学校とともにたどる京都画壇の歩み
新しい日本画のすがたを求めて挑戦を続けた日本画家たち。
時代を映すように変化していく作品をたどりながら、京都の日本画を貫く不変の魅力にも迫ります。本展の構成
日本初の公立画学校! 京都府画学校の時代
1880(明治13)年、京都の日本画を盛り上げるべく設立された近代的絵画教育施設。様々な流派の画家が教員となりました。
美工・絵専で教えた画家教員
1894(明治27)年に美術工芸学校(美工)と改称、1909(同42)年に京都市立絵画専門学校(絵専)が設立。画家の育成も本格化します。教員には竹内栖鳳や山元春挙、菊池契月や木島櫻谷など画壇の重鎮画家たちが名を連ねました。
卒業生、いざ画壇へ
1911(明治44)年、絵専で初めての卒業生となったのは土田麦僊、小野竹喬、村上華岳、入江波光、榊原紫峰ら、次世代のニュースターとなる面々でした。
大正時代、個性際立つ画家のエネルギー
大正、自由主義の風潮のなか、青春を謳歌する画家たち。堂本印象、福田平八郎、中村大三郎らが登場します。
戦中~戦後、日本画の可能性
伝統的な日本画の枠組みを再考し、新機軸の芸術を生み出そうとしたのは、勢いのある若い世代でした。
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日本画の世界をより深く知るトークイベント
日本画の巨匠が作品制作や学びの現場でいかに悩み、葛藤してきたかを、様々な角度から改めて考察します。
「画家たちの青春―若気の至りは美術の宝」
2024年10月26日(土)14:00~15:30
講師:田島達也(京都市立芸術大学教授)
「卒業制作よもやまばなし」
2024年11月9日(土)14:00~15:30
講師:松尾芳樹(京都市立芸術大学芸術資料館学芸員)
「日本画家たちにとっての学び舎」
2024年11月17日(日)14:00~15:30
講師:森光彦(当館学芸員)
「日本画の「学び方」はどう語られてきたか」
2024年12月15日(日)14:00~15:30
講師:川嶋渉(日本画家、京都市立芸術大学教授)
会場:講演室(本館地下1階)
料金:無料(予約不要、先着順、要本展観覧券)
定員:各回60名
※その他ギャラリートーク(11月30日、12月8日)などを実施します。詳細はイベントページをご覧ください。京都市立芸術大学の学生デザインの和菓子を販売
会期中の特別企画として、京都市立芸術大学の学生のデザインによる、本展出品作品をイメージしたオリジナル和菓子を当館カフェ「ENFUSE」にて販売します。
協力:京菓子司 金谷正廣
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①提供期間:10/11(金)~ 11/1(金)
入江波光《春雨》をモチーフにした錦玉羹と羊羹のお菓子です。
上段にはラズベリージャムを使った寒天、下には白あんを使った羊羹です。
上下に散っている桜の花びらが奥行きを表現しています。
②提供期間:11/2(土)~11/29(金)
中村大三郎《ピアノ》をモチーフにした練りきりで白あんを包んだお菓子です。
外側の練りきりで着物のグラデーションを、着物の模様を切れ込みで表現しています。
③提供期間:11/30(土)~12/22(日)
村上華岳《二月の頃》をモチーフにした練りきりのお菓子です。
山々の深緑に、チラチラとのぞく家や山肌を銀箔で、刻んだ線でのびやかな田園風景を表現しました。展覧会カタログ
展覧会出品作品をカラーで掲載!近代京都画壇の名作が生まれた背景や京都市立芸術大学につながる学校のあゆみがよく分かる解説のほか、論考やコラムも充実。
論考執筆・作品解説:森光彦(当館学芸員)、福田里和(当館学芸補助)、陳鶯(当館学芸補助)
編集:京都市京セラ美術館 学芸課
言語:日本語・英語
価格:2,900円(税込)
判型:B5変形(239ページ)
発行:京都市京セラ美術館
発売日:2024年10月11日 -
ホテルオークラ京都 展覧会チケット付き宿泊プラン
ホテルオークラ京都では、本展チケット付宿泊プラン(朝食付き)を販売しています。
宿泊プランの詳細はホテルオークラ京都公式サイトをご覧ください。
詳細はこちら(ホテルオークラ京都公式サイト)ホテルオークラ京都 岡崎別邸 特別ご優待ランチ&ディナー
ホテルオークラ京都 岡崎別邸のレストラン「ヌーヴェル・エポック」でのランチまたはディナーにて,本展の半券などをご提示いただくと,グラスシャンパンもしくはノンアルコールスパークリングワインと,ホテルオークラ京都 岡崎別邸オリジナル箸をプレゼント(コース料理ご注文の方限定)。
期間:2024年10月11日(金)~12月22日(日)
時間:ランチ 12:00~15:00(14:00最終入店)
ディナー 17:30~21:30(ヌーヴェル・エポック)
ホテルオークラ京都 岡崎別邸レストランページはこちら