入場自由
ザ・トライアングル
山本雄教
2023年10月13日-2024年2月12日
会場[ ザ・トライアングル ]
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山本雄教《5874 円の芸術家》2022年 山本雄教は、日本画の研究を通して学んだ技法や素材を応用し、米粒の線描や、一円硬貨のフロッタージュといった小さなモノたちをモチーフや素材にした絵画作品、ブルーシートを支持体とするインスタレーションなどを制作してきました。山本は、「一枚の葉っぱが手に入ったら、宇宙全体が手に入るでしょう」という日本画の巨匠・安田靱彦の言葉に共鳴し、日常のどこにでもある些細なものが、実際は社会や世界、宇宙といったあらゆる大きなものとつながると考えます。そして、制作を通して、ミクロとマクロ双方の世界を行き来することを試みてきました。
本展では、これまでの山本の取組を紹介するとともに、京都画壇の歴史や、当館の収蔵品と関係した新作の発表も構想しています。「ザ・トライアングル」について
「ザ・トライアングル」は、当館のリニューアルオープンに際して新設された展示スペースです。京都ゆかりの作家を中心に新進作家を育み、当館を訪れる方々が気軽に現代美術に触れる場となることをねらいとしています。ここでは「作家・美術館・鑑賞者」を三角形で結び、つながりを深められるよう、スペース名「ザ・トライアングル」を冠した企画展シリーズを開催し、京都から新しい表現を発信していきます。京都市京セラ美術館では、新進作家の育成という「ザ・トライアングル」の趣旨にご賛同いただいた皆様からのご支援(協賛金、展示資材の提供等)を募集しております。詳細は[email protected]までお問い合わせください。
山本雄教《5874 円の芸術家》2022年 基本情報
- 会期
- 2023年10月13日(金)〜2024年2月12日(月)
- 時間
- 10:00~18:00
- 会場
- ザ・トライアングル
- 休館日
- 月曜日
※祝日の場合は開館
- 観覧料
- 無料
山本雄教(やまもと・ゆうきょう) Yamatomo Yukyo
1988年京都府生まれ。2010年成安造形大学日本画クラス卒業。2013年京都造形芸術大学大学院修士課程ペインティング領域修了。京都市在住。一円硬貨やペニー硬貨を用いたフロッタージュによる絵画シリーズや、ブルーシートを支持体に伝統的な日本画のモチーフを描いた作品などを制作している。近年参加した主な個展に「〇〇〇〇円の芸術家」(至峰堂画廊、大阪、2022年)。主なグループ展に「市制90周年記念展 わたしたちの絵 時代の自画像」(平塚市美術館、2022年)、「第8回東山魁夷記念 日経日本画大賞展」(上野の森美術館、2021年)。「京都 日本画新展2020」京都市長賞受賞。