京都市京セラ美術館開館記念展「京都の美術 250年の夢」
【開催中止】第1部 江戸から明治へ:近代への飛躍
江戸の
2020年4月18日-2020年6月14日
会場[ 本館 北回廊1階 ]
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概要
本展は開館日の延期に伴い、開催を中止いたします。
なお、第1部から第3部の3部構成としていた展示構成を変更し、各部で展示を予定していた作品の一部を、総集編としてまとめて展示します。
最新情報は当館ウェブサイトでお知らせします。
前売券の払い戻しにつきましては、こちらをご覧ください。
本展では、近代以降の京都画壇の源流となった円山応挙の写生や与謝蕪村の文人画の時代にまで遡り、京都における江戸美術の精華を紹介します。
江戸後期の京都では、狩野派から派生した異端の画家である伊藤若冲や曾我蕭白をはじめ、日本を代表する文人画家の与謝蕪村や池大雅、新登場した写生画の円山派の始祖・円山応挙、蕪村と応挙に学んだ四条派の始祖・呉春、そして応門十哲の個性派である長沢蘆雪といった画家たちが活躍していました。
この後、幕末から明治にかけて激動する社会状況のなかで、新しい時代を迎えた京都の美術・工芸の発展を「江戸から明治へ」と連続的に回顧します。現在では忘れられている幕末・明治の画家や工芸家たちの苦闘から文展の開設以降、京都の近代美術を築いていった代表作家たちの飛躍を紹介します。基本情報
- 会期
- 前期:2020年4月18日(土)〜5月17日(日)
後期:2020年5月19日(火)〜6月14日(日)※前期・後期で作品が大幅に入れ替わります。
- 時間
- 10:00〜18:00
※入場は閉館の30分前まで - 会場
- 本館 北回廊1階
- 休館日
- 月曜日
※祝日の場合は開館
- 観覧料
- 一 般:1500円
大学・高校生:1100円
中学生以下:無料
※京都市内に在住または通学の高校生は無料(確認できるものをご持参ください)。
※障害者手帳等を提示の方は本人及び介護者1名無料。
当館は、1933年に「大礼記念京都美術館」の名称で開館し、87年の歴史を誇る公立美術館です。2020年春のリニューアルオープンを記念する本展では、当館の歩みを振り返るとともに、これからを展望する上で、当館のコレクションの真髄である「京都の美術」をかつてない規模で全国から集めて総合的に紹介します。
明治維新から100年前の江戸後期において綺羅星のごとく輝いていた伊藤若冲、与謝蕪村、池大雅、曾我蕭白、円山応挙、呉春、長澤芦雪。明治から昭和にかけて東京画壇に対抗して京都画壇を盛り上げた竹内栖鳳、上村松園、土田麦僊。そして戦後から現代にかけて革新的な日本画を創造した小野竹喬、福田平八郎、堂本印象。日本画の代表作家を中心として、江戸から現代にいたる同時代に活躍した工芸家や書家、明治期に登場した洋画家、彫刻家、版画家、さらには戦後の現代美術の新鋭作家を加えて、「京都の美術」の250年の歴史を彩った総計400点を超える名作を三部構成で紹介します。
※各会期の詳細は展覧会ページをご確認ください。
最初の一歩:コレクションの原点 第2部 明治から昭和へ:京都画壇の隆盛 第3部 戦後から現代へ:未来への挑戦- 主催:京都市京セラ美術館開館記念展「京都の美術 250年の夢」実行委員会 (京都市、朝日新聞社、京都新聞、産経新聞社、日本経済新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、NHK京都放送局、MBS、KBS京都、朝日放送テレビ、テレビ大阪、関西テレビ放送、読売テレビ)
- 協賛:株式会社 教映社、コクヨマーケティング 株式会社、タキヤ 株式会社、能美防災 株式会社
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日本画と工芸を中心軸に、「京都の美術」を総合的に展望
「京都の美術」では一般的に日本画に関心が集まりがちですが、じつは同時代の工芸には面白く優れた作品が多数存在します。明治に登場した洋画や彫刻が、京都ならではの日本画や工芸との関わりのなかで、どのように展開したのか。戦後から現代にかけての時代の潮流のなかで、「京都の美術」の伝統を継承しながら、どのような新しい創造が行われたのか。これまで時代や分野ごとに紹介されることの多かった「京都の美術」の全貌を、分野を超えて総覧することを試みます。
京都にない、京都の美術
本展は、文化庁の文化資源活用推進事業として採択されており、文化庁をはじめ、宮内庁三の丸尚蔵館、東京国立博物館、京都国立博物館、東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、東京藝術大学大学美術館など日本を代表する美術館、博物館の協力を得て開催するものです。本展では、京都にある名品だけではなく、東京などに所蔵されて京都でもなかなか鑑賞できない「京都の美術」の代表作を全国から一堂に集め、ご覧いただきます。
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【開催中止】記念講演会「京都の絵画ー近代前夜を模索する」
「京都の美術 250年の夢」の関連プログラムとして講師をお迎えし、講演会を行います。
講師:松尾芳樹(京都市立芸術大学芸術資料館学芸担当課長)
日時:2020年5月9日(土)14:00〜15:30
詳細はこちら【開催中止】記念講演会「近世後期の京都画壇と近代」
「京都の美術 250年の夢」の関連プログラムとして講師をお迎えし、講演会を行います。
講師:野口剛(根津美術館学芸部次長)
日時:2020年5月23日(土)14:00〜15:30
詳細はこちら音声ガイドについて
ナビゲーター:佐々木蔵之介
俳優。京都出身の佐々木蔵之介さんが担当。京都の芸術に精通した佐々木蔵之介さんが、展覧会の魅力をたっぷり語ります。
【音声ガイド概要】
所要時間:約30分
当日貸出価格:お一人様1台600円(税込)
ガイド制作:(株)アコースティガイド・ジャパン
音声ガイドサービスに関するお問い合わせ:
(株)アコースティガイド・ジャパン
TEL: 03-5771-4083(月~金、9:30~18:00)