入場自由
ザ・トライアングル
八幡亜樹
2023年2月14日-2023年5月28日
会場[ ザ・トライアングル ]
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《彼女が生きたかった、今日の日に。》2021年 八幡亜樹は、独自の取材調査をもとにした映像、および映像インスタレーションを制作しています。 近作の《彼女が生きたかった、今日の日に。》(2021年)は、犯罪の加害者家族であり被害者家族でもあるという複数の身体性を有する人物に焦点を当てた映像作品であり、その複雑な内奥に迫りながら、抑圧された現代社会の一面を浮かび上がらせました。
また、現在は「手食文化」や「味覚・嗅覚障害」に関心を寄せ、リサーチを通した作品の制作に取り組んでいます。
八幡の作品は、インスタレーションという構造のなかに、現実世界では隣り合いにくいものを接続することで、現代社会の目に見えない繋がりを可視化していきます。本展では、その繋がりを通して鑑賞者の心を深く、静かに揺さぶる作家の試みを紹介していきます。
「ザ・トライアングル」について
「ザ・トライアングル」は当館のリニューアルオープンに際して新設された展示スペースです。京都ゆかりの作家を中心に新進作家を育み、当館を訪れる方々が気軽に現代美術に触れる場となることをねらいとしています。ここでは「作家・美術館・鑑賞者」を三角形で結び、つながりを深められるよう、スペース名「ザ・トライアングル」を冠した企画展シリーズを開催し、京都から新しい表現を発信していきます。京都市京セラ美術館では、新進作家の育成という「ザ・トライアングル」の趣旨にご賛同いただいた皆様からのご支援(協賛金、展示資材の提供等)を募集しております。詳細は[email protected]までお問い合わせください。
《彼女が生きたかった、今日の日に。》2021年 基本情報
- 会期
- 2023年2月14日(火)― 2023年5月28日(日)
- 時間
- 10:00〜18:00
- 会場
- ザ・トライアングル
- 休館日
- 月曜日
※祝日の場合は開館
- 観覧料
- 無料
作家プロフィール
八幡亜樹(やはた・あき) Yahata Aki
1985年東京都生まれ、北海道育ち。東京藝術大学大学院美術研究科先端技術表現専攻修士課程修了。2020年、京都市内にHENKYO.studioを設置し、以降同地を拠点に活動している。主な個展に「楽園創造 vol. 07 八幡亜樹」(gallery αM、2014年)、「彼女が生きたかった、今日の日に。」(HENKYO.studio、2021年)。主なグループ展に「六本木クロッシング」(森美術館、2010年)、「Journey to the West」(Lalit Kala Akademi、2012年)、「逡巡のための風景」(京都芸術センター、2019年)など。
- 主催:京都市