牧野克次《落葉》

落葉 1903年

牧野克次 (1864-1942)

作品解説

洛北の秋の景であろうか、枯葉積もる道の向こうに、薪を頭に被く二人の杣人の姿が見える。横長の画面のほぼ中央に消失点を置く構図は、牧野が20代に学んだ小山正太郎の不同舎での教育以来慣れ親しんだものであろう。今舞い落ちる最中の落葉という刹那の演出も印象深い。

1903年(明治36年)
油彩 キャンバス 額
90.8 × 151.8 cm

牧野克次 Makino Katsuji

大阪府藤井寺市に生まれる。守住勇魚(もりずみいさな)に洋画を守住貫魚(もりずみつらな)に日本画を学んだ後、上京して小山正太郎の不同舎に入る。関西美術会創設の発起人となり、また創設された京都高等工芸学校の助教授となる。京都で私塾を開くが、浅井忠の聖護院洋画研究所の開設に伴い合併。関西美術院の発起人ともなる。1906(明治39)年渡米、ニューヨーク・スクール・オブ・アートで水彩画を教え、帰国後は東京に移る。

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