鹿子木孟郎《新夫人》

新夫人 1909年

鹿子木孟郎 (1874-1941)

作品解説

慎ましやかな佇まいで重厚なソファに座る美しく若い女性。肘掛けに置かれた左手の薬指には結婚指輪が輝き、右手には人差指を挟んだ赤い表紙の詩集がある。問いかけるような眼差しでこちらを見つめる物憂げな表情は、何を物語っているのか。

1909年(明治42年)
油彩 キャンバス 額
94.0 × 90.0 cm

鹿子木孟郎 Kanokogi Takeshiro

岡山市に生まれる。小山正太郎の不同舎に学んだ後、渡仏して、アカデミー・ジュリアンでジャン=ポール・ローランスに師事。帰国後、京都に画塾を開設。京都高等工芸学校で後進を指導する。関西美術院を創設に参画して第三代院長となる。フランス・アカデミズムの堅実な写実主義による画風で、官設展の重鎮として活躍。「不倒」の号して日本画も制作した。

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