菊池契月《南波照間》

南波照間 1928年

菊池契月 (1879-1955)

作品解説

沖縄の伝統的な装束をした二人の女性。少女は橙色の琉球絣を、婦人は紺の紅型の着物を纏い石垣に腰かけて麻糸を紡いでいる。麓の村からは女性たちが頭に荷物を載せて運んでいる。労働に汗を流し、自然と共生する南国の穏やかな暮らしが描かれる。

1928年(昭和3年)
絹本着色 額
224.0 × 176.0 cm

菊池契月 Kikuchi Keigetsu

長野県中野市に生まれる。本名細野完爾。児玉果亭に学んだ後、菊池芳文に入門。師の娘婿となり、菊池姓に改姓。文展での活躍により永久無鑑査作家となり、菊池塾を継承して後進を指導する。渡欧して、イタリアの初期ルネサンス絵画などに刺激され、帰国後は仏教美術や大和絵などを研究して、緊密な線描と明朗な色彩による新古典主義的な画風を確立した。

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