ザ・トライアングル「木村翔馬:水中スペック」
アーティストトーク

半透明な身体と、平らじゃない絵

2020年11月3日

会場[ 談話室(本館2F) ]

artists space TERRAIN (Photo: shimizu kana)

登壇者の木村翔馬、澤あも愛紅、西原彩香は、京都市立芸術大学大学院の同窓で、現在、共同スタジオartists space TERRAIN(京都市上京区)を拠点に活動しています。作品制作におけるモチーフやテーマ、表現は異なるものの、共通してデジタルメディアを背景にもち、デジタル(写真、PC、VRなど)とアナログ(筆、紙、キャンバスなど)双方を行き来しながら制作に取り組んできました。

トークのタイトルである「半透明な身体と、平らじゃない絵」は、作品制作における身体感覚や、イメージについて覚える質感、絵そのものへの考えを喩えたものです。デジタルとアナログの制作では、それぞれで異なる感覚を抱くといいます。「半透明」とは、両者を行き来する際に覚えた身体感覚に触れたものです。今回、このタイトルを起点にトークを展開していきます。

絵画は、もはや従来の平面性を保つ必要がなくなっているように思われます。このような変化が制作者の身体性や視覚にどのような影響をもたらしてきたのでしょうか。イメージの非物質性とその質感などについても話を聞きながら、若き作家たちが取り組む現代の絵画の一端を紐解いていきます。

後半部分では、彼らのTERRAINとしての活動に着目します。2019年の活動開始に至るまでの経緯や、結成の目的、最近の活動と今後のプランなどについて話を伺います。

 

● TERRAIN (2019年3月〜)の活動

2019年5月 Open Studio (artists Space TERRAIN)

2019年7月-8月 「ignore your perspective 49『紙より薄いが、イメージより厚い。』」(児玉画廊、東京)

 

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artists space TERRAIN (Photo: shimizu kana)

基本情報

日時
2020年11月3日(火・祝)
時間
14:00〜15:30
※開場13:30
会場
談話室(本館2F)
料金
無料
予約・申込方法
定員:20名(先着順)
※談話室に直接お集まりください。

木村翔馬(アーティスト/ザ・トライアングル「木村翔馬:水中スペック」作家) Kimura Shoma (Artist, Kimura Shoma: Virtually Unswimming, The Triangle)

1996年大阪府生まれ。2020年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻修了。近年の主な個展に「dreamのあとから(浮遊する絵画とVRの不確定)」(ninetytwo 13 gallery、2018年)、主なグループ展に「楽観のテクニック」(BnA Alter Museum SCG、2020年)など。

澤あも愛紅(アーティスト) Sawa Amo Aicou (Artist)

1993年岐阜県生まれ。2019年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻修了。近年の主な個展に「円の裏は、四角」(artists space TERRAIN、2020年)、主なグループ展に「点Pの憶測方法」(Art Spot Korin、2016年)、「ひとがたったばかりの座席のぬくもり」(大枝土蔵、2017年)、「Colors of KCUA 2017『間間』」(The Terminal KYOTO、2018年)など。

西原彩香(アーティスト) Nishihara Ayaka (Artist)

1992年愛知県生まれ。2017年名古屋芸術大学洋画コース卒業。2019年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻修了。
近年の主な個展に「solo show」(京都市立芸術大学 小ギャラリー、2018年)、主なグループ展に「暗黙知の技術」(Fabcafe Kyoto / MTRLKYOTO、2019年)、「Colors of KCUA 2017『間間』」(The Terminal KYOTO、2018年)など。

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