神坂雪佳《漆画人物祭礼之図飾箱》

漆画人物祭礼之図飾箱 大正年

神坂雪佳 (1866-1942)

作品解説

祭りの様子を、色漆で彩り豊かに描いた飾り箱。側面には獅子舞を中心に囃子に合わせて楽しげに舞う人物。蓋には太鼓と銅鑼を運ぶ人々の姿が表わされる。六角形の器形は食物を運ぶ行器の形から着想され、花紋を描いた六脚の足がつき、結紐を備えている。

大正期
彩漆 金地 布目 木胎
高38.5,口径30.5 cm

神坂雪佳 Kamisaka Sekka

京都市に生まれる。本名吉隆。弟に日本画の松濤、漆芸家の祐吉がいる。鈴木瑞彦、次いで岸光景に師事。京都市立工芸図案調整所の主任に就任。グラスゴー博覧会視察のため渡欧。帰国後は京都市立美術工芸学校で教鞭を執りながら図案集や雑誌の編集に携わる。工芸家の研究団体、佳美会(後に佳都美村、京都工芸院)を設立。工芸図案家として指導的立場にある一方、琳派を取りいれた日本画や漆芸作品も手掛け、京都の工芸界に大きな影響を与えた。

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