
アートピクニック
「きむらとしろうじんじんといく、野点 in 京都」プレ企画おさんぽ会(6月編)
2026年7月8日
内から外へと美術館の活動を開いていく活動の一つとして始まった「きむらとしろうじんじんといく、野点 in 京都」。
美術館を飛び出して、京都市内のどこかで開催する2026年10月31日の「野点」の本番に向けて、定期的にレポートを掲載します。
今回は実際に京都の街を歩きながら、「野点」を開催したい場所を探す「おさんぽ会」についてレポートします!
日時 : 2026年6月6日(土)、6月7日(日)10:00~17:00
集合場所 : 6月6日|京都市京セラ美術館 談話室 6月7日|京都市地域・多文化交流ネットワークセンター(以下、「センター」と表記)
参加人数 : 6月6日|18名 6月7日|12名
これまで「野点」をやってみたい場所を考える場として、3月に「野点開催場所大募集!窓口」を、4月にトークイベントとワークショップを開催しました。ここで参加者のみなさんから出た意見をもとに、「野点」をやってみたいエリアとして「美術館~吉田山周辺」と「東九条~鳥羽街道周辺」に絞り、今回の「おさんぽ会」に臨みました。
●6月6日のおさんぽ場所
美術館発→錦林小学校→吉田東通→吉田神社西側広場→東一条通から吉田神社(茂庵)→吉田神社北側広場(駐車場)→京大構内(吉田寮)→美術館着
●6月7日のおさんぽ場所
センター発→北岩本児童公園→高瀬川沿北上→屋形町(ひかり)公園、アメリカ橋(JR鴨川橋梁)→鴨川沿いを南下、途中九条通を中州に寄道→高瀬川沿を南下、途中須原通を歩き松ノ木団地、東松ノ木市営住宅→(休憩)→宇賀神社→センター着
6月6日(土)
10:00 美術館の談話室にて活動内容の説明

「おさんぽ会」がはじまりました。当館ラーニング担当からイベント開催の趣旨等を説明した後、じんじんさんからはご自身の活動を含め、これまでの取組を記録した動画を観ながらお話がありました。
11:00 参加者と美術館スタッフの自己紹介

自己紹介と併せて、野点におすすめの場所も皆で共有しました。「名所を考えがちだが、野点のある風景が浮かぶ場所や、自分が惚れた場所を思い浮かべてほしい」というじんじんさんの言葉が印象的でした。
13:00 おさんぽ出発

お昼を食べていよいよおさんぽに出発です!「飛び出せ!美術館」への第一歩、暑さに注意して歩きます。

美術館を出て北に進みます。

「錦林小学校で野点をしたら地域の皆さんが集まってくれるんじゃない?」など、皆で話したり。

小学校を過ぎ、吉田東通をきょろきょろしながらも、どんどん歩いて行きます。

パン屋さんがある吉田神社南西の参道に到着。「ここも広くて野点をしたら楽しそう!」、「器が焼きあがるまでの時間、吉田山に行けるよね!」など、想像が膨らみます。

この建物が使えたら、雨でも野点を楽しめそう。

急に景色がひらけた。向こうに見えるのは大文字山。

京都大学内をのぞきながら美術館に戻ります。
16:40 美術館に戻り今日のまとめと感想発表

美術館に戻って、今日歩いて野点をしたいと思った場所や、感想をシェアしました。
17:30 「おさんぽ会」初日終了!
長時間歩いて一同疲れ気味でしたが、「頑張って吉田山を登った後に見える大文字が素晴らしかった。この気持ちを誰かと分かち合いたい」「野点と山歩きをセットにしたらどうか」「吉田山マップを作りたい!」など、具体的なイメージが次々と沸く良い雰囲気の中、初日を終えました。
●参加者から出た野点候補地
吉田山から下る途中に見つけた大文字山を望む広場、吉田神社北側、西側の広場等
6月7日(日)
10:00 京都市地域・多文化交流ネットワークセンターにて活動内容の説明

あいにく本降りの雨となりましたが、10名を超える参加者が集まりました。昨日から引き続き参加いただいた方も!前日同様、イベントの趣旨説明や、じんじんさんから「野点」についてのお話がありました。
11:00 参加者と美術館スタッフの自己紹介

前日に引き続き、参加者の方から野点におすすめの場所を教えていただきました。センターの方から東九条やセンターの歴史についてのお話もありました。
13:00 おさんぽ出発

お昼を食べていよいよおさんぽに出発です!雨で身体が冷えないよう注意して歩きます。

センターを出て、センター斜め前の北岩本公園を経由し、高瀬川添いを北に進みます。

「屋形町公園(ひかり公園)」に到着。新幹線が間近に見られる!

この日参加した美術館の職員おすすめの「アメリカ橋」ことJR奈良線が走る鉄橋。アメリカにありそうな橋ということで職員の家族が命名。ここから鴨川沿いの公園に立ち寄りながら南へ進みます。

たまに馬がやってくると地域の方がおすすめしてくれた南岩本公園。広くてお洒落なカフェがありました。

高瀬川がここで90度曲がって、鴨川へ合流。

東松ノ木市営団地に到着。広くて見晴らしもよく、鴨川へと近づく階段がある団地で、野点に良いかも。住民の方には残念ながら出会えず。お話が聞けたらもっと良かった。

センターへの帰り道、5差路の場所に迷い込む。

宇賀神社も野点の候補地になりそう。
16:00 センターに戻り、今日のまとめと感想発表

センターに戻って、今日歩いて野点をしたいと思った場所や、感想をシェアしました。
17:00 「おさんぽ会」2日目終了!
●参加者から出た野点候補地
鴨川添い、北岩本児童公園、ひかり公園、東松ノ木市営住宅、宇賀神社といった、地域住民の参加が見込めそうな場所が多く出ました。当日の天候からか、地域にお住まいの方には出会うことがなく、実際に住んでいる人におすすめの場所についてもっと話を聞いてみたい、という声もありました。
おわりに
2日間参加いただいた皆様、3月、4月とイベント時におすすめの場所をシェアしていただいた皆様、参加者の集合場所を快く提供いただいた、京都市地域・多文化交流ネットワークセンターの前川様、チラシを置かせていただいた商店や施設の皆様、様々なサポートやご意見等をいただいた皆様、ご協力ありがとうございました!
皆様のおかげで美術館は、まずは「とび出せた」ことに喜びを感じています。そして、歩いた2つの地域やそこに住む人たちが過ごした時間について、もっと知りたくなりました。7月に開催する3日間の「おさんぽ会」についても開催後にレポートします。お楽しみに!!
7月の「おさんぽ会」はどこを歩くの?
6月に歩いた2つの地域から1つの地域に絞り込み、前回たどり着けなかった場所や、参加者から寄せられたおすすめ場所などをもう一度歩いて、10月の野点の場所を決めていきます。(詳細はこちら)
「私も歩いてみようかな?」とイベントに興味を持たれた方も、6月に続いて参加いただける方もお申込み大歓迎です!
京都市京セラ美術館ラーニング担当学芸員
影山侑恵、岸本菜穂美

