KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024 メインプログラム
川内倫子 Cui Cui + as it is|潮田登久子 冷蔵庫/ICE BOX+マイハズバンド
From Our Windows
2024年4月13日-2024年5月12日
会場[ 本館 南回廊2階 ]
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カメラを通して目の前の生活に真摯に向き合う、世代の異なる2人の女性写真家による対話的プログラム。川内倫子は祖父の死を含めた13年間の家族アルバムである「Cui Cui」と、自身の出産と3年間の子育てを経て見つめた子どもの姿や身近な風景を収めた「as it is」を、潮田登久子は出産し結婚してまもない頃の家族の風景「マイハズバンド」と、自身や知人らの冷蔵庫を定点観測した「冷蔵庫/ICE BOX」を展示する。
Supported by KERING’S WOMEN IN MOTION
セノグラファー:小髙未帆 (APLUS DESIGNWORKS)本展は、ケリングの「ウーマン・イン・モーション」の支援により制作される、世代を超えた二人の女性写真家による対話的な展覧会である。「ウーマン・イン・モーション」は、アートとカルチャーの分野で活躍する女性に光を当てることを目的として2015年に発足し、以降様々な芸術分野における女性の地位や認識について理解を深め、変化を促すためのプラットフォームになっている。
川内倫子は、1972年滋賀県生まれ。2002年に『うたたね』『花火』で第27回木村伊兵衛写真賞受賞。2023年にソニーワールドフォトグラフィーアワードのOutstanding Contribution to Photography(特別功労賞)を受賞するなど、国際的にも高い評価を受け、国内外で数多くの展覧会を行う。主な著作に『Illuminance』(2011)、『あめつち』(2013)、『Halo』(2017)など。近刊に写真集『やまなみ』(2022)『橙が実るまで』(2022、田尻久子との共著)がある。2022-2023年に東京オペラシティ アートギャラリーと滋賀県立美術館で個展「川内倫子:M/E--球体の上 無限の連なり」を開催した。
潮田登久子は、1940年、東京都生まれ。1963年、桑沢デザイン研究所リビングデザイン研究科写真専攻卒業。同研究所で写真家・大辻清司の指導を受け、写真家の道に進む。1966年から1978年まで桑沢デザイン研究所及び東京造形大学で写真の講師を務める。1975年頃よりフリーランスの写真家。代表作にさまざまな家庭の冷蔵庫を撮影した『冷蔵庫/ICE BOX』、書架に在る書籍を主題とした『本の景色/BIBLIOTHECA』などがある。2018年に土門拳賞、日本写真協会作家賞、東川賞国内作家賞、2019年に桑沢特別賞受賞。2022年、写真集『マイハズバンド』がParis Photo–Aperture PhotoBook Awards、審査員特別賞受賞。
基本情報
- 会期
- 2024年4月13日(土)~5月12日(日)
- 時間
- 10:00~18:00(最終入場は17:30)
- 会場
- 本館 南回廊2階
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は開館)
- お問い合わせ
- KYOTOGRAPHIE事務局
京都府京都市上京区相国寺門前町670-10
E-mail: [email protected]
TEL: 075-708-7108
FAX: 075-708-7126
※緊急時以外はメールでお問い合わせください。
- 主催:一般社団法人KYOTOGRAPHIE
- 共催:京都市