鴻池朋子 Konoike Tomoko

玩具、雑貨、家具のデザインを経て、様々なメディアで現代の物語をトータルインスタレーションで表現。近年、地形や気候なども巻き込むサイトスペシフィックな展示や、触覚の可能性を探るプロジェクトを行い、芸術の根源的な問い直しを試みている。1960年秋田県生まれ。主な個展に2009年「インタートラベラー 神話と遊ぶ人」東京オペラシティアートギャラリー、霧島アートの森（鹿児島）、2011年「獣の皮を被り 草の編み物」ギャラリーヒュンダイ(韓国)、2015年「根源的暴力」神奈川県民ホール(2016年 群馬県立近代美術館、新潟県立万代島美術館)、2018年「ハンターギャザラー」秋田県立美術館、「Fur Story」 Leeds Arts University（イギリス）、2020年「ちゅうがえり」アーティゾン美術館。主なグループ展に2008年「広州トリエンナーレ」(中国)、2010年「釜山ビエンナーレ」(韓国)、2016年「Nousぬう」金沢21世紀美術館、「Temporal Turn」スペンサー美術館・カンザス大学自然史博物館(アメリカ)、2017年「Japan-Spirits of Nature」アクバラル美術館（スウェーデン）、「奥能登国際芸術祭」（石川）、2018年「Kalevala」ケラバ美術館（フィンランド）、2019年「瀬戸内国際芸術祭」（香川）。著書に『どうぶつのことば─ 根源的暴力をこえて』（羽鳥書店）他多数。2017年芸術選奨文部科学大臣賞、2020年毎日芸術賞受賞。