ザ・トライアングル「川田知志:築土構木」関連プログラムvol.2

川田知志アーティストトーク「公共空間と壁画」

2024年9月23日

会場[ 談話室(本館2階) ]

川田知志《瀬戸風景2022》2022年
タイル、釉薬、顔料 1500cm×300~450cm

本展「川田知志:築土構木」に関連し、トークイベントを開催します。

川田は2022年7〜10月に愛知県陶磁美術館で開催された特別展「ホモ・ファーベルの断片―人とものづくりの未来―」にて陶壁画《瀬戸風景》(2022年)を発表しました。2024年11月から同館のコレクションとして恒久展示される予定です。
展覧会という限られた期間にのみ展示される作品に対して、陶壁画は建築と強い関係を結び、長期間あるいは恒久的に展示されます。今回の作品収蔵は、川田のこれまでの活動の新たな局面となりました。

 

本イベントでは、同作の収蔵に携わった入澤聖明氏をゲストに迎え、制作の経緯や過程についてお話しいただきます。また作家も交え、公共空間に壁画を設置することや、美術館が収蔵すること等について幅広く話します。

 

登壇者:川田知志(本展アーティスト)、入澤聖明(愛知県陶磁美術館)
モデレーター:吉峰拡(京都市京セラ美術館)

 

展覧会の詳細はこちら

川田知志《瀬戸風景2022》2022年
タイル、釉薬、顔料 1500cm×300~450cm

基本情報

日時
2024年9月23日(月・祝)14:00~15:30(開場・受付13:30)
会場
談話室(本館2階)
料金
無料
定員:30名程度(予約不要・先着順)

登壇者

川田知志 Kawata Satoshi

1987年大阪府生まれ。2013年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。現在、京都府京丹後市拠点。大学でフレスコ画を学び、銭湯や市役所など様々な公共空間で制作、発表。都市近郊の均質化した景色をモチーフにしながら現代社会を記憶する壁画を目指し活動している。近年の主な展覧会に個展「彼方からの手紙」(ARTCOURTGALLERY、大阪、2022年)、「ホモ・ファーベルの断片―人とものづくりの未来―」(愛知県陶磁美術館、2022年)、「still moving final:うつしのまなざし」学長室壁画引越しプロジェクト(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、2023年)など。

入澤聖明 Irizawa Masaaki

入澤聖明

大阪府生まれ。京都市立芸術大学大学院修士課程芸術学領域修了。京都国立近代美術館キュレトリアル・インターンシップを経て、2015年から2017年までアサヒグループ(旧アサヒビール)大山崎山荘美術館で学芸員として勤務。2018年より現職。専門は日本の近・現代陶芸史。芸術表現としての陶芸だけでなく、産業的な視点も軸として展覧会を企画。近年の主な担当展に「異才 辻晉堂の陶彫ー陶芸であらざるの造形から」(2019年)、「昭和レトロモダンー洋食器とデザイン画」(2022年)、「やきもの現代考ー内⇔外ー」(2022年)、「ホモ・ファーベルの断片」(2022年)。その他、西枝財団キュレーター助成事業として「Dividing Line ーConnecting Line」(2013年/川井遊木共同企画)に参画。

入澤聖明

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