「草間彌生 版画の世界―反復と増殖―」 関連プログラム
特別講演:草間彌生のニューヨーク時代と近年の美術史研究
京都市京セラ美術館×エスパス ルイ・ヴィトン大阪
2025年8月29日
会場[ 講演室(本館地下1階) ]

京都と大阪にて、同時期に開催中の2つの草間彌生展*の共同イベントとして、草間彌生の作品世界をより深く、多角的に学ぶための講演会を開催します。
講師には、美術史研究者であり、大阪大学大学院人文学研究科准教授の中嶋泉氏をお迎えし、草間彌生がアーティストとして活動し始めた、ニューヨーク時代に焦点を当て、彼女の代名詞ともなる「無限の網」や「水玉」といったモチーフの誕生、パフォーマンスやイベントなど多岐にわたるスタイルや活動について掘り下げます。
日本国内のみならず、世界中で大きな人気を博すアーティスト草間彌生の作品は、多くのファンを魅了するだけでなく、美術史研究の分野でも国際的に注目されています。近年再評価が高まる1960年代の草間彌生の活動は現在、どのようにとらえられているのでしょうか?本講演では、その一端をお話しいただきます。
講師:中嶋 泉(大阪大学大学院人文学研究科 准教授)
* 関連展覧会
京都市京セラ美術館
「草間彌生 版画の世界―反復と増殖―」展(2025年9月7日まで)
エスパス ルイ・ヴィトン大阪
「YAYOI KUSAMA: INFINITY- SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION」展(2026年1月12日まで)

基本情報
- 日時
- 2025年8月29日(金)14:00~15:30(13:30受付開始)
- 会場
- 講演室(本館地下1階)
- 料金
- 無料
※ただし、「草間彌生 版画の世界」展の観覧券が必要です。
※観覧券は観覧前/観覧後を問いません。また当日分の券でなくともご参加可能です。 - 定員:90名(事前申込制・先着順)
※以下のページよりお申込みください。(8月1日(金)正午より受付開始)
https://art-ap.passes.jp/user/e/kusamayayoi0829/
※メンバーシップ会員の方には優待枠をご用意しています。お申し込み方法は、メンバーシップ会員宛に別途お知らせします。(応募者多数の場合は抽選)
中嶋 泉 Nakajima Izumi

大阪大学大学院人文学研究科 准教授
主に近現代美術、フェミニズム、日本の美術の領域で研究をおこなう。国際基督教大学卒。一橋大学大学院言語社会研究課修士課程、リーズ大学大学院修士課程を経て、2013年度一橋大学大学院言語社会研究科にて博士号取得。近著に『アンチ・アクション―日本戦後絵画と女性画家』(ブリュッケ、2019年)、Past Disquiet: Artists International Solidarity and Museums-in-Exile (University of Chicago Press, 2018)、「エロスと美術1960―1980 岸本清子の創作を見る」(月曜社、2023年)など。

- 主催:エスパス ルイ・ヴィトン大阪、朝日新聞社、朝日放送テレビ、京都新聞、京都市