MUCA展 ICONS of Urban Art 〜バンクシーからカウズまで〜
2023年10月20日-2024年1月8日
会場[ 新館 東山キューブ ]
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ヨーロッパ最大級のアーバン・アート作品を所蔵する美術館「MUCA」のコレクションが日本にやってくる!
バンクシーによる日本初上陸の大型彫刻作品や、カウズの代表作も登場。ヨーロッパで高い人気を誇る、アーバン・アートと現代アートに特化したドイツ・ミュンヘンの美術館 Museum of Urban and Contemporary Art (MUCA)のコレクションを紹介する展覧会を京都市京セラ美術館で開催します。
20世紀から21世紀にかけて世界各国の都市を舞台に発表されてきたアーバン・アートは、都市空間から生まれ、言語、文化、宗教、出身地などのあらゆる壁や境界を越えた視点から世界を見つめるアーティストたちによって創られてきました。彼らの作品は、ルールや規則に縛られることなく、私たちの眼を社会の不公正、資本主義、人種差別といった様々な課題に向けさせ、考えることを促します。
本展では、世界的な活躍を見せるバンクシー、カウズ、バリー・マッギーなど、10名の作家にスポットを当て、日本初公開の作品を含む、約70点をご紹介します。
ポップ・アートからニューリアリズムまで、25年以上にわたる収集活動を基に設立された世界屈指のMUCAのコレクションを代表する、アーバン・アートの「アイコン」とも呼ぶべき先駆者たちの大胆不敵で独創的な作品の数々をぜひお楽しみください。
【出展アーティスト】
BANKSY | バンクシー
KAWS | カウズ
BARRY MCGEE | バリー・マッギー
OS GÊMEOS | オス・ジェメオス
INVADER | インベーダー
SHEPARD FAIREY | シェパード・フェアリー
RICHARD HAMBLETON | リチャード・ハンブルトン
JR | ジェイアール
SWOON | スウーン
VHILS | ヴィルズ基本情報
- 会期
- 2023年10月20日(金)〜2024年1月8日(月・祝)
- 時間
- 10:00〜18:00(最終入場は17:30まで)
【夜間延長開館】11/11(土)のみ 20:00 まで(最終入場は19:30)
11/11-12開催 「CELEBRATING 90TH 京都市美術館90周年記念祭」 - 会場
- 新館 東山キューブ
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は開館)
年末年始(2023年12月28日〜2024年1月2日) - お問い合わせ
- 050-1807-9356(ICONS of Urban Art制作委員会)
- 観覧料
- 〈一般〉土日祝 2,100円(1,900円)/平日 1,900円(1,700円)
〈大学・高校生〉1,400円(1,200円)
〈中学・小学生〉800円(600円)
*すべて税込
※未就学児は入場無料
※( )内は前売・団体料金、団体は20名以上
※障がい者手帳等を提示の方は本人及び介護者1名まで無料(確認できるものをご提示ください)
●チケット取り扱い
e+(イープラス)、京都市京セラ美術館公式オンラインチケット、
京都市京セラ美術館 チケットカウンター(10:00〜17:30)、京都市京セラ美術館 ART RECTANGLE KYOTO(10:30〜18:30)、チケットぴあ (Pコード:686-647)、ローソンチケット(Lコード:53141)、CNプレイガイド、セブンチケット(セブンコード:102-939)
前売券発売開始:2023年9月14日12:00
【お得なチケット発売中】
取り扱い:e+(イープラス)
●イープラス最速先行チケット *100円お得!
販売期間:~9月13日(火)23:59まで
〈一般〉土日祝1,800円/平日1,600円
〈大学・高校生〉1,100円
〈中学・小学生〉500円
●図録付きチケット
販売期間:~10月19日(木)23:59まで
〈一般〉土日祝3,500円/平日3,300円
※図録付き前売券でお引替えする図録は初版で、京都展にて販売する図録と一部内容が異なる場合がございます。予めご了承ください。
●ペアチケット
販売期間:~10月19日(木)23:59まで
〈一般〉土日祝3,600円/平日3,200円
詳細はMUCA展 ICONS of Urban Art ~バンクシーからカウズまで~公式ウェブサイトにてご確認ください。
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●展覧会割引
当日分の有料観覧券(半券可)をお持ちの方は
「コレクションルーム 冬期」(10月27日〜12月17日)の観覧料が100円引きになります。
MUCAについて Museum of Urban and contemporary Art
今日まで25年以上にわたって収集活動を続けてきたクリスチャンとステファニー・ウッツ夫妻によって、2016年にドイツ・ミュンヘンの中心部、マリエン広場からすぐの変電所跡地に設立されたMUCA(Museum of Urban and Contemporary Art)は、ドイツ初のアーバン・アートと現代アートに特化した美術館。設立以来、この分野の作品収集の第一人者として知られており、現在、1,200点以上のコレクションを誇る。ポップ・アートからニューリアリズムまで、都市環境の中の芸術、抽象絵画、社会・政治問題など、多様なテーマを扱い、影響力を拡大し続けている。
https://www.muca.eu/en/- 主催:ICONS of Urban Art制作委員会、京都市
- 企画制作:MUCA(Museum of Urban and Contemporary Art)
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BANKSY | バンクシー
1974年生まれ、イギリス・ブリストル出身。ストリート・アーティスト、映画監督、画家など多方面で活動しているが、その正体は不明のままである。印象的でユーモラスなモチーフと、時に大きなキャッチコピーが添えられるステンシル・アートが有名で、戦争、資本主義、支配層による権力の乱用に反対するメッセージを含むものが多い。
KAWS | カウズ
1974年生まれ、アメリカ・ニュージャージー州ジャージーシティ出身。既存のキャラクターを再解釈してリデザインするなど、アートと商業の境界を曖昧にするような作品で知られる。バツ印の目が特徴的なコンパニオンのシリーズは特に人気が高く、その悲しげな表情は、永遠に陽気なミッキーマウスに対するアンチヒーローと見ることもできる。
BARRY MCGEE | バリー・マッギー
1966年生まれ、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ出身。カラーブロックやパターンを組み合わせるユニークな手法で絵画やインスタレーション作品を発表。マッギーの作品は、都市の人々が毎日目にする広告で感覚過多になる問題を問い、世界中のストリート・アーティストやアーバン・アーティストに影響を与えている。
OS GÊMEOS | オス・ジェメオス
1974年生まれ、ブラジル・サンパウロ出身。「オス・ジェメオス」はポルトガル語で「双子」を意味し、一卵性双生児のグスタボとオターヴィオ・パンドルフォの2人で活動している。展覧会会場に楽器を置き、来場者が自由に演奏するというような相互的なインスタレーションでも知られており、観客が実際に中に入ることができる彫刻作品も多い。
INVADER | インベーダー
1969年生まれ、フランス・パリ出身。1970〜80年代のビデオゲームに影響を受け、世界中の都市の壁にピクセルアートを制作するストリート・アーティスト。「スペース・インベーダー」の愛称で親しまれ、1990年代からフランス国内の30以上の都市でモザイク・アートを制作。文化的、歴史的に重要とされる場所で定期的に作品を発表している。
SHEPARD FAIREY | シェパード・フェアリー
1970年生まれ、アメリカ・サウスカロライナ州チャールストン出身。自分の作品を公共の場で見せることで、政治的な批評を身近な方法で実現。代表作に、「アラブの春」のデモ参加者を描いた「タイム」誌2011年版パーソン・ オブ・ザ・イヤーの表紙や、2008年のバラク・オバマ元米大統領の《ホープ(Hope)》のポートレイトなどがある。
RICHARD HAMBLETON | リチャード・ハンブルトン
1952年生まれ、2017年没。カナダ・バンクーバー出身。ストリート・アートの先駆者であり、数々の著名なアーティストに今もなお影響を与えている。活動初期は、舗道に殺人事件の被害者を示すような白い輪郭を描いた作品で知られる。1980年代にはニューヨークの庭や路地に黒い人影を描く「シャドウマン」のシリーズで話題を呼んだ。
JR | ジェイアール
1983年生まれ、フランス・パリ出身。17歳の時にカメラを拾ったことがきっかけで写真を使って作品制作を開始。 現在、パリのルーヴル美術館やパレ・ド・トーキョーなどの著名な美術館に作品が収蔵されている。映画監督としても活動し、2018年には「フェイシズ・プレイシズ(Faces Places)」でアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた。
SWOON | スウーン
1977年生まれ、アメリカ・コネチカット州ニューロンドン出身。古典美術史やおとぎ話、民話からヒントを得ながら、体に記憶されている個人の経験を可視化するような肖像画を多く描いている。作品は現在、ニューヨーク近代美術館、ニューオリンズ美術館、ブルックリン美術館、ブリュッセルのMIMA美術館、ロンドンのテートなどに収蔵されている。
VHILS | ヴィルズ
1987年生まれ、ポルトガル・リスボン出身。リスボンを拠点に活動し、都市が廃棄した素材を独自の技法で削り、作品に立体感を生み出す視覚的表現を確立。2005年以来、リオデジャネイロの貧民街地域との共同作業をはじめ、ポンピドゥー・センターやサンディエゴ現代美術館など著名美術館とのコラボレーション作品を世界中で発表している。