ラーニングLearn
教育普及活動を
「ラーニング・プログラム」にリニューアル
多様な価値観を持つ人々が交流し、
文化芸術の未来を描く拠点に

ゆっくり過ごしたり、遊びながら学んだり、さまざまな情報交換ができる場所となる
撮影:来田猛
当館では以前から展覧会関連の講演会やワークショップ、博物館実習の受け入れなどの教育普及活動を続けてきましたが、リニューアルを機に 「“教える” から “学び合い” へ」をキーワードに「ラーニング・プログラム」と名を改め、再編します。
このプログラムでは、文化芸術を介して「多様な価値を認め合う心の豊かさ」や「異なる感性を持つ人々と共に未来を描く歓び」に触れる機会を創出。市民や観光客をはじめ多様な文化的背景を持つ人々が集まることができる環境をつくり、交流拠点として文化芸術の創造に資する存在となることを目指すとともに、美術館と新たな関係性を構築する機会を提供します。

ゆっくり過ごしたり、遊びながら学んだり、さまざまな情報交換ができる場所となる
撮影:来田猛
4つのテーマ
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パブリック(共創)
一人ひとりの感性を大切にした参加型プログラムを通して、互いに学び合い成長する美術館を共に創ります。
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青少年育成
子どもが自分でみて考える機会を提供し、幼い頃から美術館に親しむことを促します。
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地域連携
市内の文教施設や地域文化コミュニティとの連携を促進し、地域資源を活かしたプログラムを展開します。
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多様性の尊重
多様な文化的背景を持つ人々が共に集う交流拠点をつくることで、他者への想像力を養います。
4つのアプローチ
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どなたでも歓迎!ラーニング・ツールを備え
情報交換コーナーを兼ねた「談話室」誰もが美術館の新たな空間を満喫し、ゆっくりと過ごしていただくために、交流拠点としても機能する「談話室」を新設します。子どもも大人も遊ぶ感覚でアート鑑賞を楽しめるラーニング・ツールを常備するほか、ラーニング・キュレーターによるラーニング・ツール体験会や、アートについての素朴な疑問について語り合う会など、その場で気軽に参加できるプログラムを実施予定です。
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気軽に文化芸術と親しむ交流プログラム
「アート・ピクニック」ランチボックスを持って景色のよいところへピクニックに行くように、参加者一人ひとりが「わくわく感」を携えて美術館や京都の街を散歩しながら新たな風景と出合う交流プログラムです。例えば、地域のさまざまな大人をゲストに迎えたり、留学生や目や耳が不自由な方との交流を楽しんだりと、多様なプログラムを通じて互いの「ちがい」を楽しみながら文化芸術の魅力に迫ります。
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展示解説などで文化芸術の奥行きを旅する
「エキシビジョン・クルーズ」展覧会をより深く理解していただくために、ゲストを招いてのトークやアーティストによる作品紹介、学芸員による展示解説会などを開催予定。専門家の案内に導かれながら、美術館ならではの充実したひと時を過ごせます。
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研究者と一緒にアートをより深く学べる
「ダイバーズ・ラボ」文化芸術分野の研究者や独自の視座で文化を探求する人々を「アート・ダイバー」と名付けました。彼らと一緒に専門性に一歩踏み込んだ内容で、新しい価値の創造を目指した研究活動に参加できる勉強会を開催します。
このような4つのアプローチに基づき、様々なプログラムを展開しています。個別プログラムの詳細はプログラム一覧をご覧ください。