入場自由
コレクションルーム夏期 特集「洋画の夜明け―黒田重太郎にならって」関連プログラム
講演会「京都洋画の黎明期を辿る―浅井忠の京都時代を中心に―」
2025年6月29日
会場[ 講演室(本館地下1階) ]

京都洋画壇の重鎮・黒田重太郎は、著書『京都洋画の黎明期』において、京都を中心に、日本における洋画の発展の歴史を体系的に紹介しました。コレクションルーム夏期の特集展示「洋画の夜明け―黒田重太郎にならって」では、黒田が見つめた京都洋画壇の形成の歩みを、当館の所蔵作品を通してたどります。
あわせて開催する関連プログラムでは、京都工芸繊維大学美術工芸資料館特定教授・並木誠士氏をお迎えし、明治期の京都洋画壇を牽引した巨匠、浅井忠に焦点を当てます。東京からフランスを経て京都へと拠点を移した浅井は、後進洋画家の育成に力を注ぐとともに、美術工芸など多彩な分野で重要な役割を果たしました。本講演会では、その足跡と功績を多角的にご紹介いただきます。
登壇:並木誠士(京都工芸繊維大学美術工芸資料館特定教授)
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基本情報
- 日時
- 2025年6月29日(日)14:00-15:30(13:30受付開始)
- 会場
- 講演室(本館地下1階)
- 料金
- 無料
- 定員:80名(予約不要・先着順)
*メンバーシップ優待枠有り(メンバーシップ優待枠のお申し込み方法は、別途お知らせします。)
並木誠士 Namiki Seiji

1955年東京生まれ。専門は日本美術史。徳川美術館学芸員、京都大学助手、京都造形芸術大学助教授、京都工芸繊維大学大学院教授等を経て、現在京都工芸繊維大学美術工芸資料館特定教授、2008年より2025年まで美術工芸資料館館長。
主な編著書に、『近代日本における「絵画の変」―洋画の流行からデザインの導入まで』(思文閣出版、2025年)『近代京都の美術工芸Ⅱ―学理・応用・経営―』(編著、思文閣出版、2024年)、『近代京都の美術工芸-制作・流通・館賞-』(編著、思文閣出版、2019年)、『日本絵画の転換点『酒飯論絵巻』: 「絵巻」の時代から「風俗画」の時代へ』(昭和堂、2017年)、『図案からデザインへ―近代京都の図案教育』(共編著、淡交社、2016年)、『絵画の変―日本美術の絢爛たる開花』(中央公論新社、2009年)、『美術館の可能性』(共著、学芸出版社、2006年)など。
